- 今より少しお小遣いを増やしたい
- お店の収入とは別にあと数万円プラスの収入があれば、余裕が気出るのに。
- 天災や不景気とか何か起こった時のために備える何かをしたい。
- このまま今のお店をやり続けていけるのか不安。将来のために何か出来ることはないかなぁ
こんな風にお店の経営とは別に収入があればと思っていませんか?
この記事では、本業に負担を掛けずに稼げるものを選んで紹介します。
私の本業で飲食店の集客コンサルする際に出会う飲食店経営者たちが、天災やコロナで苦しんでいるところを目の前で見てきました。
外部の要因を受けやすい飲食店が、本業以外の収益があることは悪いことではないと思います。
今回は飲食店の店主(オーナー)が副業すべき理由とそのメリットをお伝えした後、飲食店を経営しながら出来るおすすめの副業を紹介します。
記事を読みを終えたら、この副業なら出来るはずと思えるものが見つかると思いますよ。
目次
飲食店の店主が副業するべき2つの理由
本業以外の仕事をする事に否定的な人もいると思います。
自分の人生を一つの事に力を入れるから、成功を掴むことが出来るというのはもっともな意見だと思います。
しかし、特に社会の変化が激しいこの平成・令和の時代に、その成功を何十年と続けていく事は可能だと思いますか?
そう思う理由は2つあります。
【理由1】なにが起こるか分からない
飲食店が副業すべき理由の一つ目は、社会は「何が起こるか分からない」ということです。
社会や経済の変化はものすごい勢いです。
スマホ、電子決済、5G、AI、自動運転など、30年であなたのの身の周りのものはだいぶ変わっていますよね?
インスタブームやウーバーの宅配ビジネス、宅飲みの増加、全体的なものでいうと不景気や国際情勢といったことも飲食店ビジネスを取り囲む社会現象の変化です。
これらの変化は事前にある程度、兆候がありますしまだ予想することが出来ます。
ただ、天災などはほとんど予測が出来ませんよね。
地震・台風・新型ウィルス蔓延は、突然社会を襲ってきます。前触れもなく。
それらの記憶に残るほどの大きな”波”は、定期的に押し寄せてきます。
2008年リーマンショック、2012年東北大震災、2016年熊本地震、2020年コロナショック。
4年ごとのほんの一部の大きなトピックだけでも、これだけ大きなことが起こっているんです。
その時は、影響を受けなかったけど次は分かりません。「明日は我が身」という事です。
何が起こるのはか本当に分からないからこそ、本業以外の収入があれば保険にもなります。
【理由2】心も生活も安心出来る
2つ目の飲食店の店主(オーナー)が副業をしたほうがいい理由は、「心も生活も安心出来る」プラスαが手に入ることです。
飲食店ビジネスは、日銭商売ですよね。
売上が現金ですぐ入ってくるので、資金の流れがわかりやすくお金を回しやすい面は飲食店ビジネスの良い所です。
ただ、日銭商売は薄利多売なことがほとんど。
そのため多くの飲食店経営者は、この資金繰りをに頭を悩ませます。
飲食店の廃業率は3年で7割以上。
その理由の多くを占めるのが、赤字の累積による資金のショートです。
それまでうまく行っていて、天災や経済の変化を乗り越えたものの、乗り越えた時の負債が”後遺症”となり、その後を踏ん張ることが出来ず閉店したというのはよく聞く話です。
そんな時、なにか副業があれば自分の助けになることが出来ます。
もしその時に収入として助けにならなかったとしても、今までやっていた副業のノウハウがあれば、危機に瀕して急に始めるよりも、機転が格段にききます。
もし余分な収益が副業から出れば、その分は家族に良いものを買ったり、次のビジネスの資金にすることも可能です。
副業があるだけで、心と生活も安心出来る環境を作ることが出来ます。
飲食店の店主が副業するメリット3つ
【メリット1】本業に依存しない収入が出来る
副業するメリットの一番は、本業とは別の収入が入っていることですよね。
方法によって大きく稼げるものもあれば、お小遣い程度という事もあります。
どちらにしても自由に使えるお金が増えるのは嬉しい事ではないでしょうか。
本業に対して、副業の収益が1%でも増えるとそれだけで気持ちは楽になります。
もし副業収益が50%を超えてくれば、依存度は逆転します。
この記事では副業をいくつか紹介しますが、副業のメリットを最大化するには、副業を2つは持つことです。
例えば、本業と2つの副業の収入の割合が30%づつになれば、どれかが不足の事態に陥った時にも安心出来ますよね。
それぞれの依存度を減らし、余裕を持つことが副業の最大のメリットです。
【メリット2】経験値が増える
新たなビジネスをすることで、本業では得られなかった新たな知識と経験が得られる事はメリットです。
たとえば、ECサイトの運営を副業でしたとして、その時にSNSでフォロワーを増やし宣伝したという経験が出来れば、本業の飲食店経営に活かすことができますよね。
SNSの宣伝は、立派なマーケティングです。
他にも投資は社会の流れを考えないといけませんが、その時の情報収集で「何やら海外から来た宅配サービスがブームになりかけている」という事をきけば、本業も使えないかな?ととひらめきが生まれます。
副業をすることで視野が広がり、結果として本業にも良い影響が増えていきます。
それは、見方を変えればお金より大切なものかもしれません。
【メリット3】心に余裕が出来る
お金や経験が出来る事は、少なからず心に余裕が生まれます。
- 今までよりお小遣いが、2万円増えた。
- 副業利益の5万円を毎月貯金出来るようになり、一年で60万貯まった。
- 収益が30万円が超えてきたから、そろそろ本業の店舗を改装しよう。
天災や経済不況が来て本業の経営が悪くなったとしても、その”嵐”が過ぎるのを待つことも出来るし、もし立ち行かなくなっても「なんとか今後の生活は大丈夫」という心の余裕が作れます。
それは守るべきものが多いほど、副業がある大切さは増していくのではないでしょうか。
飲食店店主が副業するデメリット2つ
【デメリット1】時間や体力が削られる
副業をするという事は、今まで生活の中から何かしらを割くものが出てきます。
その中でも一番は時間です。
仕事終わりや、休日に少しでも時間を割く必要があります。
慣れてくれば、一日数時間や休日に2時間ほどで大丈夫になってきますが、最初は大きく時間を割くことになります。
具体的的な例でいうと、作業・経理の時間、運営の仕組みや戦略を考える時間、副業の勉強時間といったものがあります。
最初は時間も労力を使うと思います。
ですが、仕組みさえ作れば、ある程度ほっといてもお金を稼いでくれるように出来ます。
イメージで例えると、停まっている車を手で動かそうとすると最初は力がいりますが、動きだせば簡単に動き出します。
なので、最初は時間と労力が掛かっても、後は楽になる副業を選びましょう。
【デメリット2】本業に力が入らなくなる可能性
これは自分自身の意識的な問題ですね。
副業にかける時間などとは違って比較的コントロールが出来る部分です。
- 株式投資をしたけど、仕事中に株価が気になる
- 良い仕入れ情報がメールが流れてきた
- 今のサイトのアクセス数は?
こんなふうに気になって仕事が手につかなくなっては、本末転倒です。
あくまで副業は副業。
本業から集中力が削がれるようなら副業のペースを落として、
本業を疎かにしないようにしてください。
忙しい飲食店の店主におすすめの副業5つ
飲食店を経営する店主(オーナー)は忙しいですよね。
この記事で紹介する副業は、時間に余裕が出来て負担が少ないものご紹介します。
空いた時間を使ってコツコツやっていくことで、利益を上げていきましょう。
【おすすめ1】サイトアフィリエイト
サイトアフィリエイトとは、自分でWebサイトを作り、広告を貼って収益を上げるビジネスです。
今観ているサイトもその一つです。
サイトのテーマは様々ですが、例えば以下のようなものです。
- 子育て中のビジネスウーマンや体が不自由な人向けに生活に役立つ情報を伝えるサイト
- 髪の毛に悩みの男性に向けてのお悩み解決のサイト
そこに、食料宅配サービスの会社の広告や、育毛剤・育毛サロンなどの広告を貼って収益を得ます。
身の回りのお困りをテーマにするのが、稼ぐミソです。
飲食店経営の方だと、同じ飲食店店主(オーナー)向けに経営ノウハウや資金繰りなどを情報提供するのもいいかもしれませんよ。
法人向けの広告は、報酬単価が1件 数万円になることもあるので相場的にも高いです。
サイトアフィリエイトのメリット
サイトアフィリエイトのメリットは、時間の余裕がきき、場所もとらない事です。
そして、何より費用がめちゃくちゃ少なく済みます。
費用は、サーバーを借りて、URLのドメイン買って大体年に5,000円ぐらい。
有料のサイトデザインを買えば、1万円ぐらいです。
月にすると、1,250円ぐらいですね。
サイトを作って記事を書くだけなので、仕入れして売れないといったリスクもなく、リスクがほぼ0なのも魅力です。
飲食店の店主(オーナー)の人の方もやっている人も結構多いですよ。
収益するまでの目安期間
収益化するまでは、時間がかかります。
やり方次第ということもありますが、早くて3ヶ月、遅くて1年以上掛かることもあります。
記事を書いて投稿して、Googleに評価されるまでに時間が必要なので、どうしても時間がかかってきます。
サイト運営は半不労所得のような資産になるので、ある程度放置しても毎月収益が上がってきます。
収益が出れば、月数千円から上は青天井です。
月に100万円の収入を得ている人はザラにいる世界です。
ただ、簡単ではないので勉強や試行錯誤に収益化には時間が掛かかかります。
【おすすめ2】シェアビジネス
飲食店の店主(オーナー)に、一番おすすめな副業です。
今自分が持っているものを必要としている人へシェアすることで収入を得る今流行りのビジネスです。周りでもやっている人を聞いたことはありませんか?
自分が使っていない時に、勝手に物が稼いでくれるって素晴らしいですよね。
まさに不労所得です。
たとえば経営者におすすめなのは、以下のようなものがあります。
- 駐車場シェア
- マイカーシェア
- 民泊
- スペースシェア
- ものシェア
では、それぞれ下で見ていきましょう。
駐車場シェア・マイカーシェア
自分が乗っていない車や自宅の空いている場所を貸し出すことが出来ます。
乗っている車のランクや駐車場所によって収益単価は変わってきますが、たとえばこんな感じです。
マイカーシェア
1日5,000円×3日=15,000円/月
dcar Share
駐車場シェア
1時間720円×6時間=4,320円/日×5日=21,600円
「世の中は連休だけど、自分はお店に出ているし車使ってない」という人は、まさにいいですよね。一番ニーズがある時に貸し出しが出来るのは最高です。
そして、そういった連休などニーズがある時は、貸し出し料金が高くなるので収益も高くなりますよ。
民泊
エアビー(Airbnb)はいわゆる、民泊のサービスの代表格です。
余っている部屋や、使っていない物件を民泊として貸し出すビジネスです。
ただ、ちょっと最近規制が厳しくなったこともありますし、宿泊者とのコミニュケーションやトラブルがあったときの対応が結構負担になることも。
ですが、自分が出来ない掃除などの管理は、代行業者にお願いすることが出来ます。
また、やり取りをすべて業者に任せることも可能です。
スペースシェア
これも空きスペースを活用するビジネスです。
代表的なものでいういうとモノオクというサービスがあります。
自分の家の敷地内の空いているスペースを物を置く場所として貸し出し、場所を借りたい人とマッチングすることで収益が生まれます。
料金は貸し出す立地次第なところはありますが、3,000~40,000円/月と様々。
家が観光地や繁華街に近いというのであれば最適ですね。
もしくは、自分のお店を持っている店主(オーナー)なら店舗の敷地内を貸し出してもいいかもしれませんね。
ものシェア
モノ貸し出せるマッチングサービスなんてものもあります。
カメラやスノーボード、サーフボードなどを貸し出せるので、自分が使っていない時に収益を得れます。
このサービスで代表的なのはQuottaです。
バーベキューセットが3,800円/泊、脚立が一泊500円/泊といった感じで、シーズンしか使わなかったりする一時だけ必要なものが人気なようです。
あまり大きな収益にはなりませんが、それでもこの単価だと月1万~2万円ほどは稼げると思います。
なにより初期投資やノウハウが必要ないので始めやすいですね。
【おすすめ3】ECサイト
自分でECサイトを作って、ものを販売するビジネスです。
このビジネスはやり方次第で月商100万円が稼げるビジネスですが、手間がかからなくなるまでに少し時間が掛かります。
売る商品を決める
もし自分がファッションが好きというのであれば、Tシャツやアクセサリーを自作して販売するのもいいです。
なぜなら、ファッション系の商品はSNSと相性がいいので、フォロワーを獲得してファンを作りつつ宣伝が出来ます。SNSでお金を掛けずに宣伝できるのいいですよね。
商品を作らなくても、卸店から商品を仕入れて販売が出来ますが、最初実績がないといい商品を仕入れさせてくれないことが多いです。
最初は利益の薄い商品を販売して、月商が20万・40万と増やしていく必要があります。
せどりはおすすめしない
おもちゃや日用品などを小売店から仕入れてECショップで販売する”せどり”の方法がありますが、割と簡単に稼げるのですが発送や仕入れの手間がかかり過ぎるので、経営者にはおすすめしません。
ECサイトを作る
AmazonやYahooショッピングなどは比較的簡単にショップを開くことが出来るので、すぐに販売を始めることが出来ますが、もしオリジナル商品を作るならオリジナルのECサイトを作った方が効果的です。
理由は、自分のブランドを作ることが出来るからです。
特にブランドが定着していない段階では、自社のECサイトで商品が持つイメージやブランドを表現するのは重要になってきます。
AmazonやYahooショッピングは、商品の写真だけなのでブランドを表現するという点では不向きです。
ECサイトは無料で作れる
ECサイトは、無料で作れるんです。
代表的なサービスで言うと「BASE」や「Shopify」というものがあり、おしゃれなサイトが簡単に作れます。
「Shopify」は、日本から海外に販売する越境ECにも強いので、海外の販売も考えるならおすすめです。
日本人の海外駐在員や日本通の越境ECはまだまだライバルが少ないカテゴリも多いので狙い目ですよ。
自動化する
飲食店店主(オーナー)が、ネットショップをするなら時間や労力を取られないように自動化する仕組み作りは必須です。
例えば、自動出荷サービスを使うと、とても便利ですよ。
倉庫に商品を送っておくと注文が入った時に自動で梱包・発送してくれて、サンクスメールなども自動で送ってくれるまでやってくれます。
参考サービス:自動化出荷サービス「SHIPPINOO」
料金は、月額9,800円と31件から一つ30円料金が掛かってきますが、量が多くなれば費用も安く済む従量課金なので、有り難いですね。
【おすすめ4】投資
投資は元手が多く必要ですが、非常におすすめです。
不動産投資、株式投資、投資信託、国債など最初に投資したら後は、ほとんど毎日気にする必要がありません。
FXはおすすめしない
FXは投機性が高く、やり方にもよりますが一日の中で何回かチェックする必要があります。というか気になります。
数万・数十万と額が多くなればなるほど毎秒ごとに変わる価格の幅も大きくなるので、その価格の上がり下がりに一喜一憂してしまいがちです。
FXは控えることが無難です。
飲食店の店主がなぜ副業に向いているのか?
飲食店店主(オーナー)が副業に向いている理由は、「経営マインド」を持っているからです。
なぜなら、普段から人・モノ・金を動かす商売のイロハを実践しています。
副業は、仕入れ、売上・経理管理、外注などの人を動かすことや売上見通しを立てることも全部一人でやらなければいけませんよね。
これらを考えることは経営者と同じです。
サラリーマンは基本的に仕事が分業制なので、人・モノ・金を全体的に考えて動す感覚を持っている人は多くありません。
なので、副業を実際に初めて失敗しながら試行錯誤して学んでいきます。
一方で飲食店店主(オーナー)は、普段から商売をして経営者視点をもっているので、副業をしても稼ぎやすいのです。
この記事のまとめ
- 天災や不況がいつ起こるか分からないし、社会の変化が激しいので備えとしても副業はすべき
- 副業は心とお金に余裕をもたらす
- 副業するなら本業に支障が出ないものを選ぶべき
周りの飲食店の経営者がコロナの時に、大変な状況を目の前でたくさん見たので、少しでも備えや余裕があれば助かると思っています。
今は副業を推奨する時代。
少しの報酬でも人生の豊かさをプラスすることが出来ます。